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熊本県（くまもとけん）は九州地方の中央に位置する県です。県庁所在地は熊本市です。南北朝時代には隈本と称していたが戦国時代に加藤清正公が隈の字を熊に変更したといわれています。面積は7409.32ｋ㎡です。熊本市は政令指定都市となっています。阿蘇山は世界最大級のカルデラとして有名です。（カルデラとは火山活動によってできたくぼ地の事）カルデラの中に電車が走っているのは世界では阿蘇だけです。

熊本県の歴史

熊本県の歴史は古く、3万年前には人が住んでいたとされています。古代史においては火の君の国として火の国または肥の国といわれています。火の国説は有力豪族が火の君お言われていた説。九州の中心で肥沃な大地を持つので肥の国説とがあります。律令体制下で肥前の国と肥後の国に分けられる。戦国時代には戦国大名となるような人物が現れず、群雄割拠の時代がつづき、大友家や島津家の介入を招く結果になりました。豊臣秀吉の九州征伐後は佐々成政を経て加藤清正と小西行長ににより、肥後の国の南北を分割して治め、キリシタンであった小西行長の影響を受け天草地区はキリスト教徒が多く存在し後の江戸時代に天草四朗時貞の乱を起こします。江戸時代には初期には加藤清正が熊本藩を治めるが清正の死後に徳川家により改易され、細川家の領土となります。廃藩置県時に白川県の名称を経て熊本県となります。明治中期までは九州の中心とされていましたが博多港開港に伴い福岡県が発展、九州地方の中心が移っていきました。

熊本県の観光

熊本市地区

熊本地区といえば加藤清正公が茶臼山に築城した名城、熊本城。築城400年を誇る国宝です。戦上手の加藤清正公が建築しただけの事があり、守りは鉄壁です。武者返しの石垣など現在の技術でも再現はできないそうです。併せて見ておきたいのが、武家屋敷の細川刑部邸も保存状態も良くて武家の暮らしぶりがよく分かります。熊本城の国宝宇土櫓を見るには熊本城のとなり、加藤神社からですと良く見えます。

天草地区

天草地区には天草五橋(パールライン）を経由していくのが定番です。景色の美しさは何とも言いがたいものがあります。天草はキリシタン大名　小西行長によって治められていたので幻想的な教会やマリア像、切支丹の記念館などがあります。

阿蘇地区

熊本といえば阿蘇山。誰もそう答えるようなメジャースポットです。世界一のカルデラを有する阿蘇山。火口には緑色の湯だまりがあります。強酸性のお湯です。阿蘇地区には阿蘇山だけでなくどこまでも続いているのではと思ってしまう草原、草千里。大観峰からは熊本が一望できます。大自然で心が洗われる壮大な景色です。

人吉地区

城下町として発展を遂げた人吉、温泉も湧き出ています。国宝の青井阿蘇神社茅葺屋根の楼門などもあり見ごたえはあります。人吉に行くのならば鉄道好きにはたまらないいさぶろう・しんぺい列車またはＳＬ人吉号で。ＪＲ九州さんは熊本駅から楽しい電車を運行しています。