福島県の観光

県北地区
国の重要文化財にしてされている洋風木造建築の見本となった貴重な建物・伊達郡役所。敷地内には「種徳美術館」があります。この地区の秋は、色鮮やかな紅葉を見せる県立自然公園の霊山が見どころ。園内は、スカイサイクル、シャボン滑り台など霊山こども村が人気施設となっています。
福島県二本松市にある霞ヶ城は、二本松藩の丹治氏の居城跡。春には日本さくらの会選定の100名所にも選ばれるほどの美しいさくらが楽しめ、6月には2000本の紫陽花。10月に「二本松の菊人形」が開催され、四季を通して目を楽しませてくれる観光スポットです。

県中地区
この地域では、日本の四季を楽しめる観光スポットが点在しています。郡山市の開成山公園では、五十鈴湖、バラ園。長沼市の藤沼湖自然公園では、オートキャンプ場やコテージ村の施設があり、豊かな自然でのレクリエーション、森林浴を楽しめる観光スポットになっています。
また、玉川村の乙字ヶ滝は、日本の滝100選のひとつ。自然が作り出した落差5センチの見事な滝は、松尾芭蕉も訪れ「五月雨の滝降りうつむ水かさ哉」と句を詠んでいます。

県南地区
白河市の南湖公園は、湖畔に植えられた桜や松の木立の彼方に那須連峰が望まれ、文化財の指定、国史跡、名勝指定をうけています。
中島村にある童里夢公園には、音楽プロデューサーより贈られたカラクリ時計（ヨカッペ時計）があります。

会津地区
全国第4位の大きさを誇る猪苗代湖は、福島県のほぼ中央に位置しています。日本では数少ない森と湖の高原として多くの観光客で賑わう、宝の山として有名な会津磐梯山。猪苗代から磐梯高原にかけては湖沼やスキー場が数多く点在し、福島県を代用する観光スポットであり、夏はウォータースポーツ、キャンプ、冬はスキー、スノボードなど春夏秋冬を通して楽しめます。
世界のガラス館、野口記念館、といった芸術に触れる観スポットも多数あります。中でもダリ美術館とも呼ばれる諸橋近代美術館はダリの作品約340点にくわえ、セザンヌやルノワールなどの傑作も数多く所蔵されており、一見の価値ありといわれている観光スポットです。
会津若松市の鶴ヶ城は、白虎隊の悲劇で知られており、今は、閣内を博物館としています。そして、食の観光としては、なんといっても名物の喜多方ラーメン。蔵の町とも呼ばれる喜多方には2600もの蔵が軒を連ね、街並みに独特の風情が漂っています。

南会津地区
南郷村の高清水自然公園では、ユメサユリ、水芭蕉などの高原植物が群生。水の郷・只見には湖やダムが点在し、観光スポットになっています。只見ダムは、世界最大級のバブル水車を使うダムとして、平成元年に造られました。

いわき・相双地区
いわき市の波立海岸。クロマツ、シイ、ヤツデなど十数種類の木々が群生し、県の天然記念物となっています。近くの波立薬師は、初詣ポイントとして有名、人気の観光スポットになります。また、いわき市には、塩屋崎灯台があり、映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台となりました。三崎公園内には、マリンタワー。平安後期に流行した阿弥陀堂建築の代表作・白水阿弥陀堂もいわき市にあります。